「売り上げ台数業界世界トップ」などという派手な業績はないものの、個性的なラインアップでファンを魅了し続けている自動車メーカー、マツダ。マツダの全ラインアップに共通する「親しみやすい、スポーティなデザイン」は、各国で多くの支持を得ているところだ。
2008年日本国内を皮切りにデビュー、その後欧州各地へと展開を広げてきた『マツダ・アテンザ(欧州名Mazda6)』もその典型的な一例で、他社モデルよりも個性的なデザインと、既存モデルよりも軽い車体でスムーズな走りを提案している。
Mazda 6-Atenza, La sportive non violente, HDTV
(WMV9HD 720p Direct Download "Right click, Save as…")
Music From www.Goodness.nu
Fly Me To the Moon by COPPE
エクステリア :
『マツダ・デミオ(Mazda2)』(『デミオ』のテストドライブレポートは
こちら から)のデザインをさりげなく継承しつつも、大胆でかつダイナミックに、そしてモダンなラインが印象的だ。スポーティさを強調させたファミリーカーとしてその地位を確立、日本勢ばかりかドイツのライバルたちにも差をつける存在だ。
インテリア :
奥行き感のある円形のメーター、そのメーターの周囲に配された浮かび上がるようなブルーのライトの光の演出が効果的なインパネなど、幻想的な雰囲気を味あわせてくれる。
既存モデルよりも軽量化された『マツダ・アテンザ』、車内に配された断熱材やプラスチック材などにもその「軽量化」が見て取れる。
走行性能 :
35kgもの軽量化を実現しつつ、フロントサスペンションを6点マウントとし、さらにマルチリンク式リアサスペンションを掛け合わせることによってボディ剛性を強化、ドライバーのステアリング操作に軽快に響くマシンに仕上がっている。パワートレインには170psを発揮する2.5リッター4気筒DOHCエンジンを搭載、こちらの期待に充分応えてくれる。アクセルを踏み込んでいくと同時に得られる納得のレスポンス、このクルマはたしかに速い。とはいえ、本格的にスポーティーな走りを追求するには少し役不足な印象は否めない。速くはあっても、シートに吸い付けられるような怪物的なパワーは求められない、ということか。
それは新しい電動式パワーステアリングにしてもまた然り。都心部でのドライブにおいては、こちらのステアリング操作に正確な反応を返してくれるものの、ひとたびスポーティな走りへと冒険しようとするとここでも物足りなさを感じてしまう。
Conclusion:
結論 :
魅力的なデザイン、日本国内・欧州ともに求めやすいその価格設定などその人気の要素には事欠かない。思わず、家族で遠出したくなる一台だ。これでもう少しピリッとしたパワーを加えればもういうことはない。残念なのは、軽量化のために若干「チープ」な印象のプラスチック材が使われていること。せっかくの室内空間が、しまりのないものになってしまっているように感じられた。
あとは280ps、4輪駆動のマツダスポーツ・アテンザのデビューに期待したいところだ。
Posted on 16/07/08 By G-A.G