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: マツダロードスター RHT ハイビジョン

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マツダロードスター RHT ハイビジョン

Tags: MAZDA, ROADSTER
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マツダロードスター RHT ハイビジョン
誕生から17年。マツダロードスターは世界中で80万台以上を販売してきた。シンプルだが確かなコンセプトにもとづくエンジンは、ほぼ50対50の完璧にちかい車両重量配分を実現。このため車体は安定し非常に運転しやすい仕上がりとなっている。
だがそれだけではない。マツダロードスター(ユーノス、ミアータ、MX5とも呼ばれる)は誰にでも運転のしやすい偏りのない走行性能も実現している。しかもコストパフォーマンスもこの種のクルマの中では一番いい。

こうした利点はそのままに、2005年夏マツダは3代目ロードスターを発表した。このモデルのデザインは非常に成功しているがパーフェクトというわけではなく、インテリアのプラスチックがすこし安っぽい。おそらく当時はこれ以上やりようがなかったのだろう。だが、RHT(リトラクタブルハードトップ)モデルによってマツダは実力のほどを示してくれた。
リトラクタブルトップの登場はファンとしてはうれしい。新たなベストセラーの到来を予感させてくれるからだ。正直プレスリリースでこのニュースを知って私はかなり嬉しかった。


Mazda Roadster RHT Test Drive
(WMV9HD 720p Direct Download "Right click, Save as…")
Mazda Roadster RHT Test Drive
(WMV9HD 720p Torrent "Right click, Save as…")

だが現状ではカブリオレ市場で私の関心をひく唯一のマシンはホンダS2000だけだ(ランボルギーニガヤルドが高すぎるので)。だれもが手にできる唯一のカブリオレと言っていいかもしれない。しかしマツダは2番目にベストな選択肢を用意してくれた。それに価格や性能などから考えると、ロードスターはS2000を含むライバルたちをかなりリードしている。

今言ったことは世界中で証明済みだ。だがいままでのソフトトップのロードスターは夏のドライブにはよったが、冬には向かなかった。また事故の際の安全性に不安があり、それに静粛性という点でも課題があったと思う。
もちろんリトラクタブルハードトップをすでに採用しているベンツSLKを買うという手もあるが、ちょっと手が出ない。ああ、ロードスターがハードトップだったら。

というわけで、3代目ロードスターにリトラクタブルハードトップを設定するという英断によって、マツダはより手ごろな値段で夏も冬もドライビングを楽しめるクルマを提案した。もちろん従来どおりソフトトップモデルも選択可能だ。たしかにRHT自体は目新しいものではないが、ソフトトップモデルと両方用意するというアイデアは天才的で、だからマツダが成功を収めるのはいたって簡単だろうと私は確信している。それに、ソフトトップでは寒さに耐えられない寒がりの潜在的顧客を開拓することにもなるし。
たしかに1cmの車高の違いや40kgの重量の違いはたいしたことないかもしれない。また、普通に使っていてこの違いに気づくことはないかもしれない。だが、パフォーマンスを重視するファンからみて、この2つの要素がRHTの走行性能に与えた影響は大きい。みなさんもたぶん、テレビや新聞雑誌でロードスターについてのさまざまなレポートを目にされたと思う。もしそうでなければ、ソフトトップモデルについて書いている雑誌を探して読んでみてほしい。
マツダロードスターはさまざまな喜びをもたらしてくれるクルマだが、従来の1.1t、170PS、189Nmトルクでは推進力が弱かった。
とはいえソフトトップモデルの走行性能がいいだけに、RHTには驚かされることもあるかもしれない。たしかに1cmや40kgの違い自体はたいしたことではないが、RHTでは重心が高くなってしまっているので、高速でもサーキットでもオーバーステアになりがちだ。ある種の状況ではめんどうというか、危険でさえある。
具体的にいうと東京の普通の道を走っていたときに、RHTは交差点でのカーブ時で左右に横滑りした。同じカーブ同じ条件でソフトトップの方はまったく問題がなかったのにだ。サーキットでも同じだった。今回もNATSの協力でサーキットを貸しきりテストをしたが、ソフトトップとハードトップを両方とも同じ条件でゆっくりテストをした結果、やはりRHTはソフトトップモデルに比べて安定感がすこし足りないように感じた。

だから、DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロールシステム:横滑り防止機構)を常にオンにしておくことを皆さんにおすすめするしかない。だがテストドライブに使った2台にはDSCが付いていなかったので、今回その有効性をテストすることはできなかった。

車高、重量、加速時の走行性能などの細かい違いをべつにすれば、RHTではソフトトップモデルの長所はそのままだ。しかも冬場に寒い思いをしないでドライビングを楽しむことができる。また、マツダがクルマを不細工にしないでハードトップを設定することに成功していることを認めなくてはならない。ルーフがあってもなくてもRHTはエレガントなデザインのままだ。もともと私はソフトトップ派だったが、一週間ほどハードトップをテストしてみたら非常に気に入ってしまった。しかも私の妻も気に入ってくれた。
もしもうソフトトップモデルのロードスターを持っているならRHTに乗り換える必要はないかもしれないが、妻を説得するという面倒は避けてロードスターに乗りたいと思うならRHTが最適だ。走行性能もいいし、きっと満足してもらえるだろう。ただ、もしマツダがオプションでもいいのでもうすこしプラスチック感の少ないインテリアを提案してくれたら、いうことないのだが。

Posted on 16/11/06 By G-A.G

 
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