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: ホンダ レジェンド、テストドライビング、ハイビジョン

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ホンダ レジェンド、テストドライビング、ハイビジョン

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ホンダ レジェンド、テストドライビング、ハイビジョン
ホンダは1985年からレジェンドを販売している。英語で「伝説」を意味するその名ふさわしい高級フォードアセダンだ。現在のモデルは4代目にあたる。今回は2004年に日本で発売されたSH-AWD搭載のこのモデルについてお伝えしよう。海外ではアキュラRLという名前で知られているモデルだ。
ホンダはこの新しくなったレジェンドで、高級でしかも高性能なクルマを売り出すという戦略をとり、ベンツEクラスやBMW5シリーズといったドイツセダンとも互角に渡り合えるクルマをめざした。


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さっそく本題に入ろう。レジェンドはアルミ製の新型V6 3,5ℓ SOHC VTECエンジンを採用し、最高出力は221kW[300PS]/6,200rpmだ。5速オートマチックトランスミッションやハンドルシフトも装備している。ただ、300馬力も出せるのにもかかわらず、どちらかというと加速が重い。これはひとつには1,7トンもある重さのせいだが、ひとたび走り出してしまえば問題はないうえ、加速性もまあまあだ。

さらに、レジェンドはSH-AWD(Super Handling All-Wheel-Drive、四輪駆動力自在制御システムの略)を採用している。このおかげで前後輪に駆動力を可変配分するとともに、後輪に配分した駆動力を左右で可変することができ、車体の安定性が高まっている。実際ホンダ レジェンドの安定性は非常に高く、ぬれた路面やカーブで少々スポーティな運転をしても大丈夫だ。他のセダンならリアがスリップしまうような状況でもレジェンドはしっかりと地面にとどまっていられる。これがSH-AWDの実力であり、ホンダの強みになっている。

だが、レジェンドの技術はここにとどまらない。合言葉は安全性とハイテクだ。たとえば夜間の側面視界を20%も改善してくれるAFS(Adaptive Front Lighting System) 、ACC(Adaptive Cruise Control)を含むADAS(Adaptive Driving Assist Systems)、CMBS(Collision Mitigation Brake System)やLKAS(Lane Keeping Assist System)が採用されている。
ほかにもコンピューター制御の赤外線カメラにより、歩行者や車両を夜間でも認知できるナイトビジョンシステムを搭載している。このシステムが作動している時は、ダッシュボード上部にディスプレイが現れ(昼間は格納)カメラのとらえた映像が映し出されるので、暗闇の中でもものを見分けることができる。ぜひビデオを見てこのすばらしいシステムを確認していただきたい。

見た目についていうと、レジェンドは二つの顔を持つクルマだ。正面から見るとラジエーターグリルやヘッドライトのデザインがスポーティな雰囲気をかもし出しているが、横からだともっとすましたエレガントなたたずまいをしている。おかげでどんなシーンにもあわせやすい。だがあえて言えば、惜しむらくはベンツC クラスやBMW5シリーズといった競争相手と比べると少し個性に欠けていることだ。

インテリアはとても美しく、便利な装備も満載だ。操縦装置にも簡単に手が届くし、ドライビングポジションもいい。シートは快適で、しかも上質の素材が使われている。また、ドライビング・ポジションメモリーによりシートの調整位置を2名分登録できる点、シートヒーターのみならず送風機能がシートに装備されている点なども特筆に価する。コンソールパネルのセンターにはDVDプレーヤーやGPS /TVなどのオーディオも完備。ただ、全体としてはいいのだが、GPSがタッチパネル式でないのがすこし残念だ。私と同僚は、ダイヤル状のコマンダーの扱いに少してこずってしまい、メニューの選択がうまくできなかった。オーディオについては、たしかにホンダは高音質なBOSE社製スピーカーを10以上も搭載するなど最善を尽くしたかもしれないが、それでもたとえばトヨタのレクサスIS2500にはわずかに及ばない。だが、後部座席の乗り心地が非常にいいのは高得点だ。後部座席の乗り降りのしやすさを考え後部ドアの開閉角度が大きくなっているため、乗り降りの際にも十分なスペースが確保されている。その他の装備では、サンバイザーが後部座席やリアウィンドーにもついているのがうれしい。子供を乗せている時やお忍びのときなどには役立つだろう。

さて、レジェンド発売によって、ホンダはライバルのドイツ車に太刀打ちできるような武器を手にしただろうか?たしかに、今回のフルモデルチェンジでホンダはすばらしい仕事をした。しかし、やはりドイツ車に、わずかではあるが差をつけられていることは認めざるを得ない。私見だが、これはインテリアおよびエクステリアに「個性」がかけているせいである。すでに認められた価値のみを追求する、老齢の顧客を対象にしているかのようだ。確かにこのクルマが提案しているのはそうした価値感だが、それでも若くはない顧客もだんだんとひねりのきいた外国車のようなクルマを好むようになってきた。だが、スタイルよりも安全性を優先するならば、SH-AWD採用のホンダ レジェンドはもってこいのクルマだろう。

Posted on 24/05/06 By G-A.G

 
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