スバルチームのスタードライバーであり、2003年のWRCチャンピオンタイトルの保持者でもあるペター・ソルベルグ。その彼が温め続けてきた夢がとうとう現実となるときがきた。新型ワールドラリーカー、『インプレッサWRC2008』の実戦デビューである。スバルは、今回新型を投入するに当たって思い切ってデザインをも一新、そのスタイルは多くの論争の的となったものだ。その是非はともかく、シトロエン、フォード然り、スバルとしてもWRCに投入するならやはりコンパクトセダンという点では一致した見解を持っているようである。
世界ラリー選手権において、スバルが最後に優勝を飾ったのは2005年のこと。以来、ラリーよりのブランド・イメージは保持しつつも、それまでの圧倒的な強さは失われてしまっていた。しかし、さすがはスバル。WRCタイトル奪取への意気込みを前面に出した新型を投入、新たな栄光に向けて確実な一歩を踏み出したようである。レースも始まらないうちから結果を予想するのもおかしいが、正直言って、シトロエンからは感じられない迫力を放つスバルに、自ずと期待は高まっていく。
現在、スバルはマニファクチャラー第2位のフォードに29ポイント差の第3位。ドライバー順位ではクリス・アトキンソンが第3位と、ピーター・ソルベルグに大きく水を空ける格好となっている。
新型『インプレッサWRC2008』は、存在感を主張するリアスポイラーなど、ライバル『C4 WRC』や『フォーカスWRC』に似通ったデザインを採用。伝説の「555」は今回その姿を消している。
注目の第一戦は、6月に開催される難関ギリシャのアクロポリスラリーだ。
Posted on 25/05/08 By F.B