スバルのモータースポーツ部門STIが 、インプレッサWRX STIをベースとした『S204』を発表した時の、業界のあの熱狂振りが未だに印象に残っている。最大出力320ps。STIの経験と技術を生かしたこだわりのチューニングを施し、総車重の軽量化も実現した。トルクフルなBOXERターボエンジンの性能は、スーパーカーにも引けを取らない実力を発揮する。発表から時を経た現在でも、S204の力強さはライバルを脅かすに充分にちがいない。そのSTIから、新しいモデルが誕生。レガシィB4(セダン)、ツーリングワゴンをベースとした『S402』である。自ずと世間の関心も高まるというものだろう。
レガシィといえば、大人の気品をたたえるデザインが印象的なものの、どうしても目立つインプレッサの影に隠れてしまいがちであることも否めない。実際、この2台には、メカニックをはじめとする多くの構成要素が共通で採用されている。STIバージョンとなってもまた然り。インプレッサに施されたチューニングノウハウは、そのままレガシィに応用されているといっていい。
エンジン、シャシーともに丁寧なチューニングを徹底して実施。結果、レガシィの特徴である気品や快適性能を損なうことなく、運動性能を向上させることに成功している。
2.5リットル水平対向DOHC4気筒エンジンに、専用ツインスクロールターボを搭載し優れたトルク性能を発揮。トランスミッションには6速MTを組み合わせた。残念ながら、正式なデータは公表されていないものの、最大出力は軽く300から350psのレベルまで到達するはずだ。
安定した操縦性を左右するシャシーには、ビルシュタイン製サスペンション、タイヤにブリヂストンのPOTENZA RE050A(235/40R18)、ブレンボ製ブレーキを採用した。
これだけのハイ・パフォーマンスを強調するかのように、随所に施された「STi」「S402」のエンブレムがファンの自尊心を適度に刺激する。競争の熾烈なヨーロッパ市場でも充分に通用する一台だ。6気筒エンジンが主流のヨーロッパだが、最近はコンパクトなモデルを求める傾向も強い。そう考えると、もしかしてレガシィの方が優勢となるかもしれない。
スバル『レガシィ B4 STi S402』は、2008年6月下旬ごろから日本全国にてデリバリー開始。販売価格は5,355,000円から5,491,500円となる。
Posted on 20/05/08 By G-A.G