トヨタの高級セダンの代名詞として、半世紀(1955年発売)にわたり王座に君臨し続けるクラウンが、フルモデルチェンジしていよいよデビューする。今回発表されたのは『クラウンロイヤルサルーン』と『クラウンアスリート』で、少し遅れて5月には『クラウンハイブリッド』が発売される予定となっている。
トヨタ、そしてこれだけの威厳を放つ高級車となれば、やはり高い安全性能・安定性能も相応のものが期待されるところ。今回のフルモデルチェンジでは、「VDIM(Vehicle Dynamics Integrated Management)」システムが全車に標準装備され、予防安全と車輌運転性能を向上させる役目を担っている。その他、多種多様な先端技術が満載されているわけだけれども、とりわけ注目したいのが世界で初めてとなる「プリクラッシュ・セーフティ・システム」だ。なんと居眠り運転を防ぐため、ドライバーの目の開閉状態を検知し、必要に応じて警報ブレーキが作動するようになっているというものだ。まさに、世界でもっとも高度で優れた安全性能を実現している。
車内もあくまでも高級であることにこだわり、質感の高いインテリアに仕上がっている。液晶ディスプレイ、抗アレルギー処置済みの本皮シート、ナビゲーションシステム、HDD内蔵カーオーディオ、19系統18のスピーカーから構成される「Toyota Premiun Sound System」などなど、充実の車内装備は挙げ始めたらキリがないほどだ。
メカニズムに関して注目したいのは、なんといっても「クラウンハイブリッド」だろう。エンジンにはハイブリッド専用3.5リットルV6エンジンを採用、これに電子モーターを組み合わせ、低速走行や夜間での走行においては後者のみでの運転を可能にしている。結果、4.5リットルエンジン搭載車に匹敵する運動性能を実現しながら、2リットル車相当の低燃費に抑えることに成功している。
ハイブリッド以外のグレードにおいては、2.5リットルまたは3リットルV6 Dual VVT-iエンジンが採用されている。まだまだ8、10ないし12気筒エンジンが主流のヨーロッパ・アメリカ車とは対照的に、ダウンサイズへと前向きなトヨタの姿勢を象徴しているともいえるだろう。
そしてもちろん、環境性能においてもクラウンの名に相応しい高いレベルを実現。Co2排出量走行距離1kmあたり147~193gと、モデルによってはBセグメント(コンパクトセダン)よりも優れた性能を誇る。
Posted on 18/02/08 By F.B