ホンダは、ブランドのトレードマークともいわれるセダンの新型を欧州にて発売することを発表した。そのセダンとは、もちろん『アコード』である。セダンクラスといえば、欧州でももっとも販売競争の激しいDセグメントにあたるだけに、ホンダ独自のスタイルとその技術の実力を実証する機会となりそうだ。
ヨーロッパでも高い評価を受けているホンダのメカニズムだが、今回発表された新型には、新開発のディーゼルエンジンi-DTECを搭載するモデルも用意されている。より小型で軽く、静粛でありながら性能を向上させることに成功したエンジンで、最高出力はこれまでより10psアップの150ps/4000rpm、最大トルクは350Nm/2000rpmを発生する。ガソリンエンジンでは、2.0リットルおよび2.4リットルi-VTECエンジン搭載モデルが設定されている。前者は最大出力156ps/6300rpmと、低燃費と高性能の理想的なバランスを保っている。かたや後者はハイ・パワーを求めるドライバーを納得させる最大出力200ps(+10)/7000rpm、最大トルク233Nm(+10)/4500rpmを誇る。トランスミッションは6速MTまたは5速AT。最大の特徴は「SIL(Shift Indicator Light)」機能が搭載されていることで、ギア・チェンジの最適なタイミングを示唆してくれ、正確なドライブを楽しむことができる。
新型『アコード』は、その運動性能が高いばかりではない。ホンダは、安全性能においても切り札をだしてきた。今では常識となった数々の電子制御による安全システムが標準装備されていることはいうまでもなく、新しく「ADAS(Adavanced Driving Assist System)」機能が採用されていることに注目したい。この新しいシステムは、大別して以下の3つの機能から成り立っている。
LKAS(車線維持支援機能)搭載されたカメラからの映像を元に、理想とされる走行ラインと大きくずれたハンドル操作に対してに自動に軌道修正する機能
ACC(車速・車間制御機能)前方車輌の走行速度を測定、一定の車間と速度を維持する機能
CMBS(衝突軽減ブレーキ)前方車輌との車間距離をもとに、衝突の危険を回避、または万一の事故の場合にはそのショックを軽減させる機能。
と、これからの車に求められる有意義な機能を満載しての新発売、といえそうだ。
Posted on 11/02/08 By F.B